Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

生の単純さに立って

知りたがりの脳は
今何をしているか、何をしようとしているか
すぐに仕分けて安心しようとする。

ナチュラリゼーションを行っていると
そんな側面に気付かれる大人の方がとても多いです。

 

生の単純さに立って生きることの困難

長田弘さんの言葉を思い出します。

  

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長田弘「感受性の領分」岩波書店

 

けれども、そういうものなのだと気付くだけでも
それまでのカラダや動きの捉え方とは
少し離れた視点が生じている…
というより、蘇っているのかもしれません。

 その「分かりたがるココロ」を
少しずつ、都度、手放しながら1年が過ぎる頃
バレエとご自分との間にも
もっとリラックスした関係性
長田さん風に言えば「Standな愛」が通っていることに
気付いたりもするようです。

そして、そこに「立って」いると
例え、お稽古には長くブランクが空いていたとしても
再会したときにはもっと豊かな対話が
生じるようになっていたりもする。
離れていても、確かに育っていたものが
あったことに気付く。

実りの秋、そんな発見をなさった方の綴る言葉に触れながら
私もそこにひとつの実りを感じました(^^)

 

 たとえば「愛」。愛というのは、親しいひとに、恋人とか親や子どもに対して感じるという感情ではなくて、むしろじぶんにもっとも遠い無縁な人びと、見知らぬ人びとに向かって発揮されるような透明な感情だ、というふうにおもえる。愛するという感覚、愛するよろこびなどというものは、まったくゆきずりの知らない人間にむけられたときにはじめて感じられるだろうような、どだい無垢なものだ。「愛」といった言葉があらわしうる実質は、そういう明瞭な距離の感覚であるだろう。関係の充足が愛なのではない。愛というのは stand なのだ。
長田弘 「感受性の領分」岩波書店

 

【秋の音】

この秋のレッスンのお供は
ピアニスト&コンポーザー榊原大さんの
「Dear Classic」などいくつかのアルバム

即興曲第15番 「エディット・ピアフに捧ぐ」や
「ジャズ組曲第2番」など
クラシックといっても、よく耳にする名曲というより
お~、この曲を選んだのかぁ!と思うような曲が
榊原氏らしい素敵なアレンジで演奏されています。

 

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