Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

忘れるという効用

バレエを休止してから早くも1か月
バレエ的には一時衰える点はあるかもしれないと
覚悟はしていたけれど
ワークもしているので身体が硬くなるようなこともなく
今の時点では、「忘れるという効用」の方が
むしろそれを上回っている感触があります。

ワーク中はもちろんですが
歩行時などの股関節の動きの感触が少しずつ変わってきたり
4週間目に入ってからは、不要なロックが外れたように
膝の伸びが少しずつ良くなってきて
でも、股関節にしても膝関節にしても
関節がゆるくなるという不安定な感触では無く
むしろ必要な時にしっかりはまるという感じで
そのことによって、
よりダイナミックアーチに乗りやすい感触もあったり
例えば前後開脚のような動きもよりスムーズになった感触もあり
歩く際の膝の動きや足の運び方にも
別様の選択肢が生じてきています。

そんな選択肢の広がりの感触もあるので、これからは
少し長い距離、ランダムな地面の道を裸足やビブラムで歩いたり
時折スタジオを借りて広い場所でワークしつつ
精確にダイナミックアーチに乗って動くことと
手のターンアウトと下肢の繋がりを感じることを目的としたバーで
目覚め始めた感覚が
バレエの動きの中でどのような動きの選択肢を与えてくれるのか
感じるための自習の時間を持とうと思っています。

私自身も、長年色々試行錯誤して参りましたが
「発達の順序性に沿って」という流れであればこそ
これまでどうしても変えられなかった部分の
ゆっくりゆっくりとした変化が自然と連なりながら
もつれていた糸が解けていくように
新しい動きのパターンとして
「意識の無理やり感」なく浸透していく感触が印象的です。

バレエを辞めてまで実験してみようという物好きは
そうはいないでしょうけれど(笑)
何より私自身が「忘れるということ」
あるいは「すきまを開く」ということが
動きのパターンを変えていく上でどのような作用をもたらすのか
確認してみたいのです。


そんな体験から何か、今後に活かせる発見が
得られれば良いなと思います。

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