Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

思いがけない方向から

バレエを続けてきたことが

施術の際の身体操作に役立つということを

今までに感じることはありましたが

最近になって、むしろその逆の方向性で

目から鱗が落ちるような気付きがありました。

私自身が身体ワークを学んでいる際

手や肘の動きと、その内部感覚のイメージ

同時に思考のありよう、連動して足裏や目の変化という

師の導きによって齎された動きの感覚に

あれ?この感じには覚えがあると

施術のときに無意識のうちに行っていた身体操作の感覚

そして、そのときのじぶんのあり方や見え方とが

共通していることに気付いたのです。

掌と足裏の連動性については

これまでワークの中でもお伝えしたりしてきましたが

身体の部位や動きとしての物理的な連鎖としてだけではなく

もっと存在全体としての

「その感じ」を持った時

またひとつ、踊りの中での動きや居方に

よりしっくりと、すんなりと繋がってくる感覚があったのです。

思えば、踊っている時間より

仕事している時間の方がずっと長く(笑)

そこで繰り返される所作や居方の中に

むしろ、踊りに繋げられる質を有したものが

あっても不思議ではないのかもしれませんし

すでに、半ば無意識になっているような

施術の中での所作に比べて

踊りの中ではまだまだ

染み付いた癖やバレエの動きであるという意識に

邪魔されているものがあったということでも

あるのだろうと思います。

じぶんが何をしているか

それに気付くことは

動きのエラーパターンを正していくときだけでなく

活かせる動きや居方を見出していけることでもあるのだと

感じた出来事でした。

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サロンのオリーブにも花が咲き

苔生す斜面の緑も鮮やかな季節

この移ろいの中で

何か、また少し

これまで学んできた数々の事が

断片からひとつの眺めの中に

結ばれていくような感触を覚える昨今です。

そして、それは多分

単に踊ることや仕事としてだけでない

もっと大きな枠組みの中で

今とこれからの自分に必要な流れであるのかもしれません。

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PCやiPhoneに向かう時間も

めっきりと少なくなったこの頃ですが(笑)

その分、日々の手触りが豊かになったように感じます。

今、セッションの合間に楽しんでいる読書は

今月11日に発売された

熊楠の星の時間 (講談社選書メチエ)/中沢新一

冒頭から吸引力のある文章

そして、稀有のスケールの大きさをもった

熊楠が眺めていた世界に触れていくことが

とても楽しいです。

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