Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

歴史と記憶―場所・身体・時間

民俗学、人類学、疫学という異分野の三者対談に興味を覚え

また、そこに

Phyllis K. Danis『パワー・オブ・タッチ』の翻訳を手がけられた

三砂ちづるさんのお名前もあったので読んでみた今週の1冊です。

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その中で印象に残った三砂さんの言葉

でも、そんなに一人ひとりの人間がみんな共感能力に満ちて、いい状態になると、人の上に立とうとするする人は、それを面白くなく思うでしょう。人の上に立とうとする人は、みんながそんなに自分に満ち足りて、共感能力に満ちているのではなくて、不安な状態になるからこそ、力が行使できる。上に立つ自分だけがそういう能力をもっていて、ほかの人はそういう能力は感じない方が統治しやすいと、どこかで思いはじめるところがあるのではないか。ですから、権力構造として、そういう身体体験みたいなものを、組織的につぶそうとした時期があるのではないか、と常々考えています。

(歴史と記憶―場所・身体・時間/藤原書店)

過度に陰謀を探るようなこともまた

不安に囚われることであるように思うのですが

もしも仮にそのようなことがあったとしても

それに翻弄されない身体性を

一人ひとりが持っていることが

色々な意味で健全な未来を築くことに繋がっていくのではないかと

感じながら読みました。

安易に一般化することは好きではありませんが

それでも、身体を通じて子どもたちと触れ合っていると

スポーツであるとか、習い事である以前の

身体性を育む体験の時間や時期、場が

じわじわと縮小して

それが希薄になっているように感じることも

やはり、少なくはありません。

せめて、小学生の間の体育の時間が

競技的な側面や、鍛えるという目的寄りではない

「気持ちよいと感じられる体験」を通じての

からだを育む時間や

自分で自分の身体を快適にすることを

学ぶ時間としてもう少し機能していったら

変わっていくこともあるように思うのです。

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