Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

自然のつくるカタチ / コントラポスト

「自然のつくるカタチは

本当に無駄の無い機能美なんですね」

身体感覚にひとつの目覚めが生じたとき

クライアントさんが

この図を見ながらしみじみと仰いました。

Img_2701

感覚として捉えたものが

おそらく、そこに重さの流れとして

重なって見えたのではないかと思います。

そして

「“引き上げる”という言葉に囚われていたら

たぶん、いつまでも出あうことができなかった感覚だと思います。」と。

風の冷たい3月の始まりの日でしたが

何かまたひとつ、シンプルになって見晴らしが良くなる感じを

共有できた午後のひと時でした。

Img_2692

次の日のセッションでは

骨盤前傾した状態から

ニュートラルを保って動くという感覚が

少しずつ定着してきた方からの

「両脚で立つことの居心地が良くなってきたら

気持ちの面でも落ち着いてきて、余り動じなくなった。」というお話から

コントラポスト(contrapposto)の話題になりました。

聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが

体重の大部分を片脚にかけて立っている人を描いた

彫刻や絵画などの視覚芸術を指す用語で

美術解剖学関係の本の中などで

解説されていたように記憶しています。

もともとはイタリア語で

その語源を辿ってみると

contrappostoの中の「apo-」には

“「…から離れて」「向こうの方へ」、分離などを表す。”ように

その、落ち着かなかった頃の居心地というものが

私には非常によくわかるのですが(笑)

腰で分断されたような所在の無さ

物理的にも立ち続けることがしんどいから

コントラポストで表現された彫刻のように

右に左にと、片脚に体重をかける居方を繰り返しているというのは

やはり、心の面でも「自分が定まらない」ような

居心地であると思うんですね。

そういう意味で

骨盤って、やはり「じぶんの受け皿」そのものであるような気がするのです。

だから、その受け皿の傾きからこぼれ出す流れが無くなれば

心もまた動じなくなるし

その逆もまた真なりなのではないでしょうか。

Img_2670

余談ですが、コントラポストといえば

上記のWikiの中でも触れられている

「クリティオスの少年像」が私は好きです。

Kritios_boy

キクラデス/クレタ/ミケーネ文化(BC3000~2000)から

様式的、静的なアルカイック期を経て

BC480以降のクラッシック期に入ったばかりの時期に

制作されたというその像は

その後の時代のもっと激しかったり

誇張されたようなものになる以前のシンプルな動きの表現に

動の中の静が感じられ

一歩前進しようとするプロセスという

ミニマムな動きの表現の美が

そこに流れているように思うのです。

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