Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

身体の前面・後面―区別の前提を考えてみる

下の写真の左側の図が

解剖学で用いる基本姿勢、解剖学的正位と呼ばれるもので

解剖学における方向の表現の基準となる体位です。

Img_1915

基準があるから、情報を正しく共有できるわけですし

それが個々に違ったら

学問も、共同研究もままならないでしょう。

ただ、その前提となる考え方が変わると

例えば、キネステティクスという

「人の動きの学問」においては

右上の図(「キネステティク健康増進と人の動き―そして、その介助への応用」より)のように

通常、私たちが前面と考えている部位は

後面に属するものということに

なったりもするのですね。

キネステティクスで

何故このような区別の仕方になったかという詳細はここでは触れませんが

(ご関心のある方は、「アウェアネス介助論 上巻」をご参照下さい)

機能から見た解剖という概念に沿って

「前面・後面」の区別をつけているのです。

そして、伸展と屈曲については

上記の前後面の区別をもとに

「伸展とは前面が長くなり後面が短くなること。

屈曲とは後面が長くなり前面が短くなること」と定義されています。

例えば寝返りのようなワークでも

今行っている動作は

その伸展によるものなのか

屈曲によるものなのかと考えてみると

動きの感じ方に広がりが出たりもします。

両生類の祖先からヒトへと進化をする過程で

前腕が捻じれ、次に大腿骨体部が捻じれ

一般的に「普通に立っている姿勢」の状態では

もともとの背側、腹側という観点から考えると

私たちの四肢はそもそも捻じれてついているわけです。

だから、四肢を使って動く時は

必ずねじれの動きが身体全体に伝わっていくということが

上記のアウェアネス介助論の中で解説されています。

そして、さとう式の基本のリンパケアにおける腕回しなどは

その捻じれがとれる形をとって

ゆるめるための動きをしている訳です。

かつてキネステティクスにおけるヒトの前後面の図を見たとき

バレエの基本となるアンドゥオール

ヒトとして立ち上がった状態で

もともと背側だった面は後面に

腹側だった面は前面にと

向けていこうとする働きとも言えるのかもしれないなと

私は大変興味深く感じました。

前提が変われば、その基準となる区別の仕方が変わってくることもある

区別の仕方が変わると身体や動きの捉え方や感じ方にも

少し違う観点、感点や

問いや仮説が生じてきたりもする。

そんな視点の広がりも持って

身体や動きを考えてみるのも面白いものです。

アウェアネス介助論の著者

さあさんこと澤口裕二先生のホームページを

久しぶりに拝見しましたら

「進化発生ロボット介助リハビリテーション学」を興(おこ)しますとのことで

注目しています。

そのさあさんのチャンネルでは以下の動画が公開されていました。

アウェアネス介助論―気づくことから始める介助論 【上巻】解剖学・生理学と基礎的理解(DVD2枚付)

キネステティク健康増進と人の動き―そして、その介助への応用

個人セッションのご予約はこちらから


Reservationsystem

(完全予約制/女性のみ)

*-----*-----*-----*-----*-----*
Blissful Touch(ブリスフル・タッチ)

営業時間 朝10:00より 最終受付20:00  不定休
小田急鶴川駅北口より徒歩3分
〒195-0053 東京都町田市能ヶ谷1-8-4
         Joy of Life 鶴川 805