Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

ただに

長田弘さんの詩を想う時

私は「ただに」という言葉が

まず、浮かびます。

晩年の詩の中で

その「ただに」という在り方から

省いて省いて綴られた言葉たちによって

流れ込んでくるものの浸透力。

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「奇跡―ミラクル」と「最後の詩集」

そして「感受性の領分」

この3冊がいつも傍らにあり

それらに触れるたびに

自分自身の居心地が

もっとも自然なところへと

チューニングされるように感じています。

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「ただに、ある」

それは、こころの面だけでなく

からだの面でも

それを感じることをよくします。

まず、そこから感じて、出あっていきたいんですね。

幸いなことに、私は今

痛みや辛さを感じるようなことは滅多にありません。

それでも、たまにバレエの中で

過去に怪我した左足首から股関節にかけて

繋がりが薄いと感じる日もあります。

すこーし、距骨という骨を調整すれば

たいていの場合違和感は消えていくのは

経験上わかっていますが

そんなとき、それをすぐどうこうしようとはしません。

ありのままを、排除しようとするのではなく

まずそのまま感じてみる。

そこから少し脚への体重の流れ方を変えてみて

内転筋や脇腹に適度なテンションが感じられ

右側頭部が緩む位置を探す。

その時、感覚に上ってきた働き合いをしっかり味わう。

それだけで、整ってしまう日もあれば

その働き合いのトーンを少し強めに意識して

バーレッスンを行ううちに整う日もあり

それでも、整わなかったときに

少し足首を調整をするか

緩めるか、操法で全身を整えるか

あるいは、働き合いのトーンを

少し活性化するようなワークを行うか

その時じぶんが一番しっくりすると感じる方法で

居心地の良い状態を取り戻していきます。

そんな風に、

自分の快適が得られるプロセスを

身体と対話しながら学習していく中で

私にとってのもっともミニマルな働きかけのパターンも

ある程度掴めてきますし

働き合いの感覚が徐々に浸透するにつれ

アンバランス自体が生じにくくもなってきます。

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「違和感」というものを

丁寧に扱う。

それは身体にしても、心にしてもですが

その違和感に寄り添っていく中で

もっともシンプルで

もっとも自然な在り方へと

導かれることが多いです。

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「ただにここに在るだけで」

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初冬の朝の匂い

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ごきげんな尻尾(笑)

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