Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

重力の流れの中を泳ぐ

バレエは

重力から解き放たれる方向へと向かう舞踊です。

そこにバレエの美が宿ります。

けれど、日常の全てが

そこに留まり続けたら

忘れてしまう動きがあります。

重力の流れの中を

私たちの背骨は泳ぐことができるのです。

傍目に見たらわからないくらい

小さく小さくでも

腔の中で背骨が動いていれば

周りの組織も動きます。

歩くたびに、動きによってケアしているようなものです。

背中を大きく反らしたり

ピルエットでスポットをつけたり

グランプリエで膝を曲げたり

大きく動かすことはよく行っていても

案外、微かな動きの中で

身体を感じるということを

していないものかもしれません。

かすかに、かすかに

動かしてみてください。

うなずく動きと首をかしげる動き

横を向く動き

その始まりはどこからスタートしているでしょうか。

解剖学の言葉なんて知らなくても

感じて知ることができます。

それらが、少し違うところから

動き始めていることを。

顎を緊張させることと

緩めることで

その動きはどのように変わるでしょう?

目を閉じているとき

目を使っているとき

あるいは

目の使い方を変えたとき

感覚はどのように変わるでしょう?

そんな風に、ごく小さな動きの中で

丁寧に感じていくと

それだけでも、首の後ろがゆるんだ事を

感じられるかもしれません。

思っている以上に軽くうごかせる事を発見するかもしれません。

無意識だった緊張を見出すこともできるかもしれませんし

ロールダウンの時に顎をどうしていたら

背骨が滑らかに動いていくかを

発見することもできるのではないかと思います。

どう感じたら正しいかや

何に気付いたら正しいかを探る必要はありません。

正しさを念頭に置くと

あるがままを感じる事がしにくくなります。

緊張を悪者扱いしてしまうのではなく

緊張に気付いて行く事が大事です。

例えば、一度力を入れて、力を抜く

それも、それを消そうというよりも

そこで置き去りになっていた緊張を

迎えに行くような気持ちで

少しずつ力を入れていって

手を繋いで一緒に戻ってくれば良いのです。

迷子の手を引いてくるように。

その時大事なのは、

迎えに行く時より

むしろ、手を繋いで戻ってくるフェーズです。

そこをゆっくり、丁寧に寄り添って歩いてあげる事で

緊張のない場所への戻り方を

身体が学ぶ事ができます。

Image

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...