Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

KinesisとEnergeia

この週末は、本当に久しぶりのオフで

色々と確認したかったこと

研究したかったことに

ゆっくり時間をかけることができました。

その関係で、「筋骨格系キネシオロジー」という

運動学関連の専門書に当たっていたせいでしょうか

Kinesis(キネシス)とEnergeia(エネルゲイア)という言葉を

思い出しました。

わかりやすく説明されているのが

アドラー心理学研究でも著名な哲学者岸見一郎先生の言葉。

普通の運動(キーネーシス)には始点と終点がある。

そのような運動は、速やかに効果的に達成されるのが望ましい。

例えば通勤や通学時には、一刻も早く勤務先や学校に到着したい。

その際、目的地に着くまでの動きは、

まだ目的に達していないという意味で未完成で不完全である。

「なしつつ」あることではなく、

どれだけのことをどれだけの期間に「なしてしまった」かが重要である。

これに対して、エネルゲイアにおいては、「なしつつある」ことが、

そのまま「なしてしまった」ことである。

エネルゲイアとしての動きは、常に完全で「どこからどこまで」、

即ち効率という条件とも「どれだけの間に」ということも関係がない。

例えばダンスにおいては、踊ることそれ自体に意味があるのであって、

ダンスをすることで、どこかに到着しようとは誰も思わないだろう。

踊った結果として、どこかに到着するかもしれないが

どこかに到着することを目的としてダンスをする人はいない。

旅もこのエネルゲイアの例になるだろう。効率的に目的地に着くことに意味はない。

目的地に着く前もすでに旅をしているのであり、目的地に着くことが旅の目的ではなく、

旅は家を出た瞬間から始まる。その時々がそのまま旅である。

旅においては時間は常とはまったく違った仕方で流れ始める。

効率的に旅をすることに意味はない。

…中略…

そもそも、人生をこのように空間的に表象し、

誕生で始まり死で終わるというふうに

線分の形でイメージできるかは自明のことではない。

むしろ、そのようにイメージしない方が、人生の真実に近いように思う。

生きることは、キーネーシスかエネルゲイアかといえば、

アリストテレスがいうように後者ではないか。

どこに到達しなくても、それを待たずに、

刻々の「今」を「生きてしまっている」からである。

アドラー 人生を生き抜く心理学」岸見一郎 NHK出版

中・短期的な目標や目的はあるにせよ

でも、今を丁寧に暮らし

今に満たされることなしに

どこまで行っても幸いは無いと思います。

家族と共に生きる

何らかの集団と関わり生きる

ときに窮屈な側面があったにしても

窮屈さの中に学ぶことも、得ることもあり

かかわり続けることで

相互の変容が生じたり

そこに新たな豊かさが生まれたりもします。

自分が選択したキャンバスがあって

描き始める以前に、もうそこに自由があるし

キャンバスという枠組みがあるから

生まれる工夫や智恵、創造的世界もあります。

自由は、縛られていないということではなく

常に選択という自由があり、あったということに

気付いていることなのだと思うのです。

と、いうのが私の考え。

そして、違う考えもあり

それでよいのだと思います(^-^)

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アスファルトの隙間にも花♪

さて、まったく関係ありませんが

今更ながらKindleデビュー。

読書は「紙派」だったのですが

洋書を読む際の辞書機能がとても便利で

専用機だからメールやネットに中断されずに

集中できるところも良く

早速DLした本を楽しみつつオフを満喫したいと思います。

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オフを楽しむと言いつつ、身体操作関係の本(笑)

Dsc_2077

サロンの時計の色と同じ♪

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