Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

つま先立ち

バレエを踊る私たちは

常日頃「つま先立ち」をします。

でも、人生で一番最初に

つま先立ったのは

いったい幾つの頃だったのだろう

そんなことを

三木成夫 著「内臓とこころ」を読みながら考えました。

そう、それはきっとまだ幼児の頃

目線より高い窓やテーブルの上にある

何か新しい世界に心惹かれる

そんなワクワクとした想いに

満ちていたときなのではないかなと思います。

姿勢が高くなることで

広がる地平、世界。

もう、ずいぶん昔になってしまいますが

初めてトウシューズを履いた瞬間は

それが人生で2度目の

「つかまり立ち」の感動体験だったようにも思います(笑)

トウシューズのプラットフォーム

つまり、つま先立った時に床に触れる部分の

ごく小さな面積で自分の体重を支え

バランスを保つという時にも

「視覚」に大きく助けられています。

過不足無い、最低限の張りのある体壁に包まれた

ふわっと広がる体腔の内に

自ずと自由に移動する中心が生まれ

重力と視覚を通じた空間との繋がりによって

それは可能になっていると

表現しても良いかもしれません。

そして、その視界は

時に、実際に目にしているスペースを越えて

もっと広がりのある空間というイメージとして

カラダと結びつくことで

より、伸びやかで安定したバランスや動きへと

変化したりもします。

想像力によって広げた空間をも活用できる…

そんなことができるのは

きっと、人間だけですよね。

 

 

筋肉がふわっと緩んだ状態で

身体の中の繋がりを感じながらゆっくりと上昇し

遠く開けた空間と自分を結んで

立つことを味わう

それは、とても気持ちの良い時間です。

Dsc_1422

 

最後に「内臓とこころ」で印象に残った文を

引用させて戴きます。

私たちのからだは革袋に入った酒であるという。容器がしなやかになれば、中身はその時々の形でつねに地球の中心に結ばれひとつの天体と化す。解剖学的には袋が体壁系に、酒が内臓系に相当するので、ここでは体壁系のつっぱりを取ることが当面の目標となる。上の姿勢は上体が腰から下に「ぶら下がった」ところだが、これが逆立ちになると、アタマは人差し指で押すだけでブラブラと揺れる。この時は目玉も舌も、はては脳味噌もいっせいにブラブラと力が抜けている。私は実際にそれを見た!"内臓復興"のこれは出発点になろう。そして、後述の通り、心情発露の礎となろう。体壁系がつっぱっておれば、絵筆も楽器もまるで動きがとれない。上野の杜でこの体操の世界が三十年の間、息づいてきたことはまことに当然のことといわねばなるまい。

これは、東京芸術大学で必須科目だった

野口三千三先生による表現者のための身体訓練法「こんにゃく体操」について

触れた章での言葉です。

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