Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

未知を味わう

満月を見上げながら

あたりを包む空気に柔らかさを覚えた夜が明けて

白い幕開けとなった週始め。

1月も残り僅かですね。

私自身にとって

この1ヶ月の体験はとても面白いものでした。

動きや感覚に意識を持ち続け

長い間を過ごしてきた経験があると

何だかわからないけど良い感じに立てちゃった、動けちゃった体験や

あるいは逆に

自分の中心を見失ってしまったかのような体験を

何とか持ち合わせた感覚のボキャブラリーや文脈の中で

捉まえようとしてしまいがちなものです。

でも、それが

未知のものを既知の中へ

引きずり戻してしまう働きになることもあるように思い

掴み所の無さの中に散らばる

意図も欲も無く動けちゃう瞬間の体験を大事に

新鮮な驚きを、ただ感じたまま経過させていくような時間でした。

経験というのは、時に偏見に転じてしまう

単なるパラダイム・シフトではなく

認識しようとすること自体を

ひとまず脇に置いて自身をそこに投じなければ

開かれないものも

「無関心ではない無為」のところに

留まらないと生起しないもの、構築されないものも

きっとあるのだろうと思います。

例えばバレエのポアントワークで

奇妙なくらいバランスが取れた瞬間などに

私が感じているのは

上顎から上の頭部とポアントのプラットフォームの

僅かな面で床を感じる感覚だけで

そういう時、体軸という感覚すらないのです。

それが良いとか悪いとかは関係なく

そんなことになってしまうことが、ただただ面白いのです(笑)

記憶にはもちろんありませんが

赤ちゃんの時に初めて立った時、歩いた時って

もしかしたらこんな風に

ワクワクした面白さを感じていたのではないかなと

思ったりもしつつ

さて、このワクワクはどんな風に広がっていくのか

未知を味わうことが楽しいこの頃です。

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