Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

筒で感じてみましょう。

さて、今日はクライアントさんに宿題を出しました(笑)

前にのめり気味の姿勢から

ゆるっと立った状態になると

それまで頭の重さを支え、

内臓の重さも支えていた背中側は

頑張る必要がなくなります。

長時間の仕事が続いた後のある日のレッスンで

その背後からの映像を見たときに

「背中がムキムキ」になって見えて愕然となさったと(笑)

で、その映像を拝見したのですが

背中の上部はちょっと緊張気味に

でも背中の下部はムキムキというよりは

たるんでみえる(^^;)

背中の上部と下部とが

違う質感で分断されているような印象。

「ちょっとお腹がたるんでいるような気がしたので

肩が後ろに落ちないように気をつけて動いた…」

ということを後に伺ったとき

はは~ん、と思いました(笑)

肩甲帯が後ろに滑り落ちないように…という意識から

どんなバランスが生じるでしょうか。

験しに、ゆるっと真っ直ぐに立った姿勢から

気持ち、腹腔の後ろ側を縮めるようなバランスで立ってみると

確かにお腹がたるんだように抜けて

肩甲帯が滑り落ちそうな感覚が生じます。

そこで肩甲帯のみを持ち上げるように筋肉を働かせたとしましょう。

すると背中の上部はそれなりに引きあがったとしても

縮んだ腹腔の後ろ側はさほど伸びてはきません。

肩を持ち上げようとしたことで胸腔には微かなこわばりが生じ

後ろ側が潰れた腹腔に

固まった胸腔が乗っかっているような

違和感が生じてきます。

それは感覚的にもですが

見え方にも表れてくるように思います。

肋骨という硬い組織で囲まれ

主に気体がおさまる胸腔は

主に液体がおさまり筋肉の壁しかない

腹腔の上に乗っています。

それらが調和して

ひとつの体腔であるために

肩が頑張る必要は無いのです。

肩や腕が不必要に頑張ってしまうと

体側や背中側が縮んで

肋骨が骨盤側に引き寄せられてもしまいます。

つまり腹腔のスペースも狭くなってしまいます。

腹腔が潰れずに筒の状態を保っていれば

胸腔は自然とその上に楽に乗っていることができます。

そして、体腔がひとつの調和したスペースを保っている時

腕の重さは体側で自然と支えられ

負担が減ることで

腕や肩の動きもより楽になります。

でも、ただ潰れた側を引き上げるという意識では

また、バランスの悪い緊張が生じます。

筒で感じてみましょう。

それがヒントです(笑)

左:初回セッション前 右:2回目セッション後

こうして比べると、脚も細くなってましたね。

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