Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

モニターセッションのご感想

1月5日にお越し下さったクライアントさん

その後に続いたバレエのレッスンの際の感触も含め

フィードバックをお送り下さいましたので

お二方のご了解を得てこちらに掲載させて戴きます。

帰りの電車、座れなかったけど荷物を肩かけで持ってるのも辛くなく、

レッスンはちょっと遅れちゃったんだけど、途中参加とは思えない調子の良さ!

顎と肩周りが楽になってるから、アサンブレ・アントルシャ・パディシャあたりの、

体調の善し悪しが顕著に出るタイプの動きが私のバレエ人生イチの良さだったかも!

それと、今日は圧力ストッキング履いてないのに、

履いてレッスンした時と同じシルエットになっててびっくり!

好調部分がものすごくはっきり出た分、頑固な緊張が残ってしまった部分が、

違和感として強く感じられたので

運動量が大きくて、緊張感が強い場合は、このアンバランス感が

人によっては苦手な感触になるかもしれません。

ただ、それだけ大きな効果が出たってことだし、セルフケアと、

踵を踏むっていうのを意識するとどのくらい変わるかが楽しみ!

(Yさまより)

今回はモニターセッションということもあって

一通り全身への施術を行うかたちとなりましたが

身体感覚に敏感なクライアントさんのフィードバックに

やはり、まず口腔をしっかり緩め、広げてからという

さとう式の基本の大切さを

反省とともに学ばせて戴いたケースでした。

通常セッションの際には、そのあたり心して

施術を進めさせて戴きたいと思います。

下肢静脈瘤のケアのために

医療用の圧力ストッキングを着用なさっているクライアントさんですので

揉んだり、押したりせずに

むくみの面でも良い状況が続いたこと

また、バレエのレッスンの中で好感触なご感想を伺うことができ

とても嬉しく思います。

ありがとうございました。

今まで経験していた筋膜リリースでのほぐれ方と「筋ゆる」の最大の違いは

液体と気体の違いのようなものでしょうか。

少なくとも施術を受ける側としてのテキストにしようと試みたときの

一例として。

筋膜リリースの場合、凝りや緊張は圧とストロークによってバターが溶け出すような

液状化現象であ、ほどけたなと実感できることがあります。

皮下組織、筋肉は適度なやわらかい弾力を帯びるような感覚です。

「筋ゆる」の場合は霧散消失です。その部分のみならず、パーツ全体が境目を設けずに

ふっくらとほわほわに熱は持たないけれども蒸しあがった空気をたっぷり含んだ、

ふくふくのおまんじゅうの皮か、マシュマロといった感じが一番近しいです。

さまざまな身体調整や施術、リリースを経験した人にも未体験の斬新さと解放感を

味わうおどろきがあると思います。

とにかく心地よさは特筆に値します。関節痛、捻挫、骨折後のケアとして非常に

適しているともいえますし、精神的なリラックス効果も大きいです。

一番驚くのは、声帯まで緩むので声が直後は自分の声とは思えないほどキーが

下がります(笑)

手、脚の末端にごくわずかな圧を(触れるか触れないかというほどの微妙さ)加えられて

いるとき、ものすごく骨格が意識にあがります。

触れられているところを中心とした三次元感覚で、骨格が立ち上がるので

私は揺らしてもらっているここちよさと同時に脳裏には働きかけられている

骨と関節が画像イメージであがっていました。

また、この方法は宇宙遊泳の理もありそうです。

無重力の状態だと、人間の筋力はあっという間に衰えてしまうため宇宙船にいる

宇宙飛行士は必ず地上に戻ったときに歩行に耐えうるように強制的な筋トレが

欠かせないそうですが、筋ゆるは、いわゆる「逆筋トレ」です。

余分な緊張や筋力を、重力を解放してしまうような状態にして「鍛えない」かたちに

持っていってしまうため、逆算の結果として緊張解放の効果が出ているのでしょう。

人間の身体は、触れられることにより、生じるのは緊張の方が大きいです。

脱力の助けにはなりますが、「圧」「刺激」はいったんほどいたとしても

かならず浜辺に打ち寄せる波がひいてはかえすのごとき状態は生じると思います。

「筋ゆる」はそれを最小限の一方通行にしてしまうひとつの方法ですね。

また、この方法には受ける側の「習熟」が必ず効果をアップさせる可能性が

あると思います。深呼吸して・・・という指示は、「ふだんよりゆったりとした

深めの呼吸を静かにくりかえしてください」という言語誘導で改善が可能ではないかと。

私たちは深呼吸というと、体幹、腹部、胸部いっぱいに拡げようとして固めて

緊張させてまで空気を吸い込もうと努力するように、長年の癖がありますから(笑)

体腔が広がる呼吸は、もうそれ自体が内臓のマッサージなので

さらにゆるめることにプラスになりますよね。

あとは、腕、脚をあずけきる、脱力しきるのも経験を重ねることで効率よく

できるようになると思います。

全体の統合感覚を組み立ての最後にきちんともってくることによって

「終わって立ってみた」ときの体感差に大きく影響が出そうです。

今日私は最初は「すごく自分がこころもとなくたっている」つまり体軸を

忘失するほどゆるみきっていました。

脊柱・骨盤の意識がとんでしまっていて、体腔の上部に肩甲骨と頭部がぷかぷか

浮いている状態です。

普段の立ち方は、私は2点の意識を大切にしています。「ウナに立つ」「脚全体の

脱力」の上で、体軸(センター)を引きます。

しかし、終わった直後、立ったとき、おどろくべきことに私は腕、脚は

あるかなきか。脊柱、骨盤も同じで、「浮かぶソーセージ」に瞬間なっていました。

これが理想の引き上げなんだなと納得できましたね。

どこも固めてません。

(Aさまより)

様々なボディワークを体験し、また研究なさっていらして

文章表現も非常に豊かなクライアントさんならではのフィードバックには

私自身、「印象」として漠然と捉えながらも

言葉にしきれなかった面もにも光をあてて戴き

また大切な気付きを与えて戴きました。

2回目ということ、そして、呼吸法にも精通していらしゃるクライアントさんなので

うっかり「深呼吸」という言葉を用いてしまいましたが

ご指摘の通り、緊張を招かない丁寧な言葉がけの誘導で、

質の良い呼吸を行って戴く事が

ケア全体の質に大きく関係してくると感じます。

セッションの終盤、クライアントさんのリラックスが増し

またお互いの呼吸、リズムが同期してくると

触れているというより、

触れようとしている手にクライアントさんの身体が

そっと吸い付くように寄り添ってくる

そんな微妙な感覚を覚え

意図を頭の片隅におきながらも

施術はどんどん無心になっていくような

感覚になっていったのがとても印象的でした。

Blissful Touchはバレエやパフォーミングアートに関わるクライアントさんに

多くいらして戴いているので

今回はダンス・コンディショニングとして

さとう式のリンパケアや筋ゆるを活かして行くためにも

バレエ関係のクライアントさんにモニターして戴き

ご感想やご意見を伺わせて戴いている訳ですが

その意味では

「統合感」について、やはりBlissful Touchのセッションとして

さとう式の良さを相殺しない締めくくりのアプローチの必要性を感じており

いくつかの方法を検討中です。

癒しをお届けしつつも

こうして率直なフィードバックを通じて育んでも戴き

一方通行でなく、共に美と健やかさを創造していける場であれるご縁に

支えられていることを心より感謝いたします。

ありがとうございました。

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