Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

Simple Feeling of Being

感じたままを概念化せずに

ただ、ありのままに寛ぐ

私自身もそうなのですが

分析的に自己を眺める傾向の強い方の場合

それが案外難しかったりします。

踊る身体を育む過程で

それは確かに必要なことでしたし

必要な面です。

けれども、それが余りにも習慣化されると

身体を感じるのではなく

身体に向ける意識・注意になってしまう

その通路だけが活性化されてしまって

感じたままに留まる

つまり身体の中に留まるということが

難しくなっていく面もあるのだろうと思います。

例えば、セッションに関しても

こういうものだろうという概念があり

もちろん、あるからこそそれを体験してみようという動機にもなるのですが

ただ、概念を基準にしてしまうと

想定したものと自身の反応に何らかの差異を覚えたときに

そうなれなかった自分という「評価」をしてしまう。

評価している「意識」というのは

やはり「ひとつ」であるところから微妙に距離をとっている立ち位置なのだろうと思います。

その距離や、タイムラグの無いところに留まるには

やはりそう留まりやすい環境と働きかけとのもとで

その時間、その無防備な自分を委ねる信頼を深めつつの

ある程度の訓練というか

その体験の繰り返しが必要でした。

そう留まれることもできるようになって

初めて手放されたパフォーマンス上の癖もあったり

それを引き起こしていた

寡黙な感情の存在に気付いたり

心身の両面で、開かれていく

新たなプロセスが作動し始めました。

確かに、眠る方の多い施術ではあるのですが

同じ方でも必ずいつも同様な反応ではありませんし

逆にご自身が驚くほど饒舌になる方もいらっしゃいます。

先日も、「すごく疲れていると思うから今日はすぐ寝ちゃうと思う」と仰っていた方が

むしろいつも以上にお話をなさっていました(笑)

でも、そうして様々なことを語られるなかで

考えを整理し、「腑に落ちる」ところ

何と言いますか…身体にはまるところに落ち着かれていく

そんなひとときとなったセッションもありまして

それが、その時その人にとって必要なもの

身体が求めるものでもあったのだろうと思います。

ひとつ興味深く感じるのは

私が今までセッションをさせて戴いた中で

何故かバレエやその他パフォーミングアートの指導をなさる方々に

眠らないタイプの方が多いということです。

いずれにしても

その時、どのようなご自身が立ち上がってきても

どのような表われ方をしても

何かいつもと少し違うご自分との出会いを

そのまま楽しんで戴くところから

全ては始まるのだろうと思います。