Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

Touch

AEAJ(社団法人日本アロマ環境協会)の会報を読んでいたら、くどうちあき脳神経外科クリニックの工藤医師へのインタビュー記事「認知症アロマテラピー」が載っていました。

その中で、工藤医師のクリニックでタクティールケアを行っているセラピストの方がいらして、

「ケアの前と後で認知症の方の歩き方、表情、全てがかわってくるといいます。背中が曲がっていたおばあちゃんが、施術後びしっと伸びたりするのはすごいです。」というコメントがありました。

工藤医師は認知症の周辺症状の不安やイライラ、せん妄の中には、誰も自分のほうを向いてくれない、触れてくれないという寂しさがからくるものもあるのではないかと考察されていて、タッチに関しても記事の中で色々と触れられていたのですが、その中でも特に印象に残った部分を少しだけ引用させて戴きたいと思います。

アロマテラピーの中でも、特にタッチは認知症の中に潜んでいる寂しさなどによって沈んでしまった人格を目覚めさせ、もう一度花を咲かせることがあるのではないでしょうか。そこに精油が存在し、その香りとセラピストの手のぬくもりが伝わっていくと、すべてが相まって、沈んでしまった人格を取り戻すことができると思うのです。「手あて」という言葉の根本がここにあるのではないでしょうか。

このブログのはじめにも載せた「わたしにふれてください」という詩の最後は、まさにそうした「寂しさ」を抱える心の声だと思います。

もしも、身近なご家族に「あれ?」と認知症の気配を感じるようなことがあったら、言動についてのジャッジをひとまず脇において、愛と尊重の姿勢を持って優しく包み込むように触れることをなさってみてください。

タクティールケアにしてもその他タッチケアにしても、確かにそれぞれに施術法はあります。けれど、手法以前に大事なのがその2つであり、それが愛するご家族の手であれば必ずしもそれに沿っていなくても、多くのものがぬくもりを介して伝わるはずだと思うのです。

施術者である私が言うのも変ですが(笑)

もしわたしがあなたの年老いた父親なら

どうぞ、わたしにふれてください

あなたが小さかったときに

わたしがあなたにふれたと同じように

わたしの手をにぎり、わたしのそばにすわって

わたしを力づけてください

わたしの疲れた体によりそい、あたためてください

わたしは随分しわくちゃになってしまったけれど

あなたのやさしさに力づけられる

Phyllis K.Davis(訳 三砂ちづる) 

メディカ出版「パワー・オブ・タッチ」より

If I am your ageing parent, please touch me

the way I was touched when I was very young.

Hold my hands, sit close to me, give me strength,

and warm my tired body with your nearness.

Although my skin is worn wrinkled, it loves to be stroked.

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