Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

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先日、国際コミュニオン学会の方のお話も伺う機会があって、「愛と癒しのコミュニオン」という一冊の新書をご紹介戴き、私が想う「聴くこと」と響きあうものがありそうだなと感じて取り寄せ、この1週間ほどじっくりと読んでいました。

ここに書かれているアクティブ・リスニング(傾聴)のあり方は、コンフォート・タッチにおけるケア・ギバーのあり方、"Remember that a respectful attitude requires that you come from a place that is compassionate and non-judgmental. A respectful attitude contributes to a safe and healing atmosphere for the client"とも重なります。

「批判しない」「同情しない」「教えようとしない」「評価しない」「ほめようとしない」

つまり、聞くことの中で自分の中で浮かんでくる様々な考え、価値観、経験、先入観…それらを一切脇によけて、でも全身全霊をこめて耳を傾けることに徹する-受容の中で話し手は自分の内面の深層まで気付きの光を当て、やがて自身で解決していく知恵を見出すということ。決して簡単なことではないですし、その過程には長い時間がかかることも少なくはないのだろうと感じます。

もちろん導きや評価や賞賛が必要な時も、有効なときもあるのだと思います。

けれども、ただ耳を傾け、ただその瞬間流れ出す言葉に寄り添ってくれる存在が必要な時が人生の中にはやはりあるのだと思います。

そして、これはただ傾聴のノウハウといった本ではなく、自分自身の心を聴くことにも繋がる本です。

少しばかり重なることがあったせいでしょうか、読みながら同時に、自分の中にそれまで浮かび流れていった様々な考え、それらお喋りな上澄みを掬い取りながら流れの底に触れたとき、初めて涙が溢れてきました。でも、それは哀しさであると同時に暖かさでもあり、何か無条件に美しくいとおしいものでした。

それは思考が辿り着いたとか理解したというようなことではなく、文字通り「触れる」という体験でした。

何度かここで触れようかと思いはしたのですが、やっと自分の言葉になることろまで整理されたような澄明な感覚が広がり、今夜綴ることにしました。

本との出合いも「えにし」なのだと思います。

コンパクトな1冊ですが、愛と癒しに溢れたこの本に今出合えたことを心から感謝します。

他者はかえることは出来ない。過去も変えることは出来ない。

変えることが出来るのは自分自身と、自分のものの見方だけなのだ。

変えられるはずのないものを変えようとして苦しむのは、愚かである。

変えられれば幸せになるのに、変えないのはもったいない。

そして変えられるものをよく変える知恵、変えられないものを受け入れる知恵によって

自分を無限に幸せにする力をすべての人が持っている。

私の好きな祈りがある。

「変えられることを変える勇気と、変えられないことを受け入れる心の寛さと、変えられるものと変えられないものを見分ける叡智を与えてください」

鈴木秀子著「愛と癒しのコミュニオン (文春新書 (047))」 220頁

澄んだ夜空に輝く月が美しい晩です。

Thankyou

Thank You sharing with me some of the blissful moments of my life.