Blissful Touch ―ダンスをもっと美しく、もっとナチュラルに。

ダンサーのためのコンディショニング・サロン「ブリスフル・タッチ」公式ブログ。ヒトが0歳児の時に行う原始的運動メニューを分析し発展させた運動プログラム「ナチュラリゼーション」を中心に、ダンサーの皆様と地域の皆様の美しく健やかな身体づくりをサポートしています。

Smile Touch

先日、ためしてガッテンでタクティール・ケアが紹介された、「1秒間に5センチ」という速さの目安についてその根拠となるところを調べてみました。

イギリスの歯科学者エシック(Dr. Gregory Essick )の論文「Psychophysical assessment of the affective components of non-painful touch」の中で、ベルベット、綿、ポリエチレンのメッシュという3つの素材を用い、被験者の顔と腕を3つの異なる速度で撫でて、どの部位にどのような刺激が加わると主観的な気持ちよさが生じるかを調べ、その結果

①素材による気持ちよさは、良い順に ベルベット→綿→ポリエチレン

②部位による気持ちよさは 、腕よりも顔(どの素材でも)

③速度は、どの部位でも1秒間に5センチほど動かすときがもっとも気持ちよさを感じ

 それ以上でも以下でも、気持ちよさは低下してしまう。

ということがわかったのだそうです。

(これは『皮膚感覚の不思議』山口創 著の中でも触れられています。)

タクティール・ケアのトレーニングで速さが重視されるのは、最も心地よさを生み出すタッチを体感的に身につけさせるためなのでしょう。

尤も、心地よさは速さからのみ生じるものではないのは言うまでも無いことですし、私たちは既に本能的にそうしたタッチで子どもや家族などいとしいものに触れているのだと思います。